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「獺祭エクソソーム」に着目した新生シリーズ
【蔵元コメント】
お酒は古来より百薬の長と言われてきました。
複雑なお酒の発酵の過程は、人間に有益な様々な物質を作り出します。ところが、そんなせっかく有益な物質も、残念ながら発酵過程で消失してしまい、製品には残らない物もあります。
獺祭の発酵過程から発見された「獺祭エクソソーム」もそうした物質のひとつです。
新生シリーズは「獺祭エクソソーム」に着目した商品です。
こんな時代だからこそ、貴方と貴方の大事な方に。
【蔵元日記vol.504 より】
最近の新生獺祭シリーズの「磨き二割三分」と「45」、どちらも酒としての仕上がりに自信があります。まず、きれいな香りとともに入ってきますが、口の中での味わいは何層かの複雑性にあふれていて、皆様をきっと魅了すると思います。
このお酒は、最初は築地の国立がんセンターの研究部長として在籍しておられて現在は東京医科大学の教授として研究に携わっておられる落谷先生の示唆で始まりました。(最近コロナ重症化を判別する血液中のエクソソームの発見で日経にも取り上げられていましたね)
酒は百薬の長と称されるけど、技術の発展とともにそこから遠くなってきた。だからと言って、現代の日本酒が手に入れた「飲み物としての美味しさ」を手放す気は無いけれど、その中で古来からの発酵の力を獺祭に取り戻せないか?
そんな思いでこの「新生獺祭」の開発が始まったのです。「こんな酒を世に出すことが酒蔵の良心」との思いから、中身も説明できないし、したがって売れるか売れないかもはっきりしない、にもかかわらず、世に出したのがこの酒です。
しかし、最初の頃の酒としての仕上がりは、満足できるものではありませんでした。この「新生獺祭」は「新生甘酒」とも共通していますが、酒の発酵中に生まれる様々な変化に着目し造られています。しかし、どうしてもそちらに力点が行ってしまうため、バランスを取るのが難しかったのです。
特に最近の通常の「獺祭」が本当にバランスよくまとまっているがゆえに、よけい粗さが見えてしまっていました。初期の「新生獺祭」は、すうっと最初にきれいに上立ち香が入ってきて口中の印象も初期段階では非常にきれいでしたから反対に中盤から見える粗さが苦味やエグ味のように感じられてまとまりを壊していたのです。
製造からすれば「これだけのものを造っているのに、これ以上どうするというんだ?」と思っていたと思います。しかし、「空気を読まない」会長が担当スタッフに何度もダメ出しをしたんです。結果として彼らはこの粗さを洗練された複雑味に昇華させたのです。
やっと、何とか及第点にたどり着いた「新生獺祭磨き二割三分」と「新生獺祭45」、どちらも自信あります。ぜひ、試してやってください。
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- タイプ
- 純米大吟醸
- 原材料
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- 原料米
- 山田錦
- 精米歩合
- 23%
- アルコール分
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- 日本酒度
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- 酵母
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- 酸度
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- アミノ酸度
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