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自由な発想による3ヴィンテッジのブレンド
【インポーターコメント】
キュヴェ名はマルセル・プルーストの長編小説「失われた時を求めて」の中の一編である、「À l'ombre des jeunes filles en fleurs」(日本語訳:花咲く乙女たちのかげに)からとっている。
一人の人間の中に様々な人格が混在し、そのどれもが彼女の姿であるということをプルーストが描いたように、ヤニックは2021年産をベース(約80%)に、2019年と2020年の樽のワインも加え、オーセロワを主体にミュスカも少々加えた。
全房圧搾の果汁と、10日間房ごと浸漬・発酵したマストを圧搾してもの、それらを半々の割合でブレンドし、バリックとドゥミ・ミュイ(600L樽)で11ヶ月熟成。
白い花の香り、塩気、青色の柑橘。
比較的穏やかな酸とテクスチャーで、その香りからはアルザスのビストロが脳裏に蘇る。
【ヤニック・メッカ―ト】
ワイン生産者の息子として生まれ、ブドウ栽培と醸造学の学位を取得したヤニックは、ストラスブールの西のロスハイム村にある、両親の経営する小さなドメーヌでワイン造りをはじめた。
当初から「周りがやっているから」という理由だけで農薬や除草剤などを使うことに、強い違和感があった。
その後、ピエール・フリックに出会い、人に同調せずに素晴らしいワインが出来ることを知った。
そして世界を知るために実家でのワイン造りを辞し、バックパック1つ背負って旅に出た。
南米、オーストラリア、カリフォルニア、ヨーロッパ各地、カリフォルニア、そして日本でも、彼はナチュラルワインや日本酒の生産者達と多く出会った。
師と呼ぶ生産者達から多くを学び、自分にしか出来ないワイン造りを目指す勇気を得て故郷に戻ると、両親から継いだ平地のブドウ畑を有機栽培に切り替え再生し、斜面のブドウ畑を購入して、出来る限り自然なワイン造りをはじめた。
2020年のことだ。
現在も他人の助けや意見を大切にしながらも、独自の思考を重視したワイン造りを行っている。
- タイプ
- オレンジワイン
- 品種
- オーセロワ98%, ミュスカ2%
- 産地
- フランス アルザス
- アルコール分
- 12%