果実味のしっかりした、複雑で壮大なワイン

ビーネンベルクの中に含まれる小さな区画です。
シトー派の修道士がライン川を渡り、ゲルマンの地に布教に来て、ミサ用のワインを造る場所を探しているとき、この土地を見て「ブルゴーニュのミュジニーのような土地がある」と喜び、ブドウ栽培を始めた場所だといわれています。
ビ―ネンベルクの中でも、丘の中腹にある、南西向きの非常に日当たりの良い場所に畑があります。
表土もほとんどないため、ブドウの根がかなり地中深くまで入って行きます。

ワインの特徴としては、果実味のしっかりした、複雑でタンニン分も多い、壮大なワインに仕上がります。
先代ベルンハルトさんは、このワインをオーケストラのようだ、と表現されていたそうです。
2006年は、まだまだ重厚かつ若々しく、ようやくこなれはじめたとても堅牢なイメージです。