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黒龍酒造 秘蔵の純米大吟醸原酒 氷温熟成 「無二」 2015ヴィンテージ
品質評価
上野:長期熟成日本酒BAR 酒茶論 店主 / 上野伸弘 氏
中本:資生堂パーラー エグゼクティブソムリエ / 中本聡文 氏
生江:レストラン レフェルヴェソンス 総料理長 / 生江史伸 氏
畑山:黒龍酒造株式会社 総醸造責任者 / 畑山浩
上野: 熟成期。香りは比較的穏やかで大きな特徴を捉えることはできないが、明らかにフルーティーな上立ち香から熟成への道に進みはじめた感覚である。甘味と酸味が特徴的で飲む器によって表情を変えるであろう、様々な器で楽しんでみたい。
中本: 柔らかでやや甘やか。トロピカル、マンゴスチン、甘やかな求肥などの香り、蓬、ズブロッカ草、穏やかで温かみがある香りが一定して感じることが出来る。ジューシーでフレッシュ、みずみずしくて優しいバランスの味わい。心地よく舌の上で軽やかに広がり、とても快適な味覚を楽しめる。
生江: 和食は、茄子、みょうがのような少し苦みを要素に含む野菜の漬物。西欧食なら、ラタトゥイユ、ゆで豚と豆の煮込み(白ワインベース)などのオリーブオイルを多く含んだ料理とあわせたい。
畑山: 上立香で熟成香がはっきり感じられる。甘く芳ばしい香り。ドライフルーツ、サツマイモの香り、ところが含み香に麹の若々しい香も隠れている。甘味を多く感じるが、酸味がしっかりあり、多少主張も強い。アルコールの強さも感じるが、むしろエキス感を感じる。
【醸造情報】
出穂前後に台風が来たことや、登熟期の低温や降雨が米の品質に大きく影響を与え、地域や圃場によってばらつきのある米を相手にすることとなった。
軽い酒になりやすいと判断し、多少溶けても良いという方針で原料処理を行い、米の旨味を補うため、破精(はぜ)を回ししっかりした麹を造るようにした。醪日数は長くなるかもしれないが、繊細なストラクチュアなので、雑味が出ないように心掛けた。少し香りが少なめで、旨味がやや乏しいが、それを甘味が補っている味わいに仕上がった。
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「黒龍 無二」説明
「石田屋」「仁左衛門」「しずく」と、日本を代表する銘酒を生み出してきた日本を代表する銘醸蔵「黒龍酒造」より特別なお酒が発売となりました。秘蔵の純米大吟醸原酒を複数年に亘って氷温(零度以下)にて貯蔵した限定酒です。日本酒にヴィンテージを味わう時代の到来を告げる特別な一本をお届け致します。
新ブランド「無二」は、兵庫県東条産の山田錦を35%まで磨き、霊峰白山山系の九頭竜川の清澄な伏流水を使い、黒龍の技で醸した純米大吟醸原酒を、氷温熟成(-2℃)でさせたものです。
この最高峰の日本酒は、業界初となる「入札会」によって価格が決められました。
従来ですと、蔵元による小売価格設定が日本酒業界の通例ですが、「日本酒の適正価値を世に問う」という形で、品質評価委員会によるテイスティングコメント、細かなスペック、分析値などのデータを参考に、黒龍酒造の全国の特約店(酒販店)が自分たちの舌で吟味して価格と購入数量を投票するものです。
年代別に2012、2013、2014、2015年のヴィンテージの「無二」が用意されました。
日本酒の価値・在り方に一石を投じる、今回の黒龍酒造様の新しい試みに、大和屋酒舗の代表も参加させていただきました。
これからの日本酒の未来を切り拓く新しい試み
様々な思いが形となった「黒龍 無二」
黒龍最高の技・心・素材で醸され、氷温熟成という自然の力に委ね育まれる豊かな味わい、年代別のそれぞれの個性をどうぞご堪能ください。
〇外箱あり
〇本漆塗木箱入り
〇入札会の証明書付
〇ロット番号印字
※1グループにつき1ヴィンテージ1本までご購入いただけます
(例:2013年、2015年、2016年、2017年をそれぞれ1本づつ計4本ご購入いただくことは可能です。)
※外箱が大きい為、単一梱包とさせて頂きます。
■黒龍 無二 2013ヴィンテージはこちら
■黒龍 無二 2015ヴィンテージはこちら
■黒龍 無二 2016ヴィンテージはこちら
■黒龍 無二 2017ヴィンテージはこちら
- タイプ
- 氷温貯蔵 純米大吟醸原酒
- 原材料
- 米、米麹、醸造アルコール
- 原料米
- 兵庫県東条産山田錦
- 精米歩合
- 35%
- アルコール分
- 16.4度
- 日本酒度
- +1.5
- 酵母
- -
- 酸度
- 1.3
- アミノ酸度
- 1.0
【蔵元紹介】
黒龍酒造株式会社
福井県吉田郡永平寺町松岡春日
文化元年(1804年)創業。酒名は九頭竜川の古名である黒龍川にちなみます。1975年、全国で 初めて、独自の長期熟成方法による大吟醸酒を商品化し、大吟醸ブームの火付け役となりました。皇族や政 財界、また芸能界に愛飲者が多く、北陸の代表銘柄のひとつです。