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風の森ALPHA2「この上なき華」の真中採り
【蔵元コメント】
風の森にフラッグシップ米、地元奈良県で契約栽培していただいている秋津穂。
高精白にも耐えうるその特性を生かし、22%まで精米し、風の森の7号系酵母と組み合わせる事で秋津穂の新たな可能性、とろみある質感を見いだしました。
それは、人間が本能で求める美味しさの一つであり、まさに風の森が生酒を追求する理由です。
火入れしたお酒にはない質感。液体が口の中で長く滞留し日本酒の美味しさを増幅させてくれます。
これに菩提酛の特徴でもある味わいの奥行きと幅を持たせさらに密度の高い味わいをお楽しみいただけるはずです。舌の上でお酒を転がせば転がすほど、22%精米とは思えない奥行きと余韻を楽しんでいただくことが出来ます。
今回のALPHA2は、奈良県都祁の中西哲也さんが生産された秋津穂を100%使用しています。
その中でも、「真中採り」という特別な部分。
真中採りは、機械搾り(ヤブタ)で搾ったお酒ですが、圧をかけずに滴り落ちる部分のみを採ったお酒で、口当たり柔らかく香り豊かです。 出来上がるお酒の2割程度しか採れない、希少な部分です。
ボトルには白い伝統的な和紙を使ったラベルと、ALPHA2の箱には真中マークが入っています。
※お一人様に付き2本までのご注文とさせて頂きます。
■油長酒造の商品はこちら
「風の森」の酒名は同市内にある風の森峠から付けられました。
峠付近は、日本で一番早く稲作が行われた地域だといわれ、金剛山麓から強く吹き抜ける風を避け五穀豊穣を祈願して、風の神である志那都彦神(しなつひこのかみ)を祭神とする「風の森神社」が近くの森に祀られています。
『風の森』の定義
*全量、濾過器やフィルターを通さず無濾過である
*通年、一切火入れをせず、また一切割り水をしない、生原酒である
*全量純米酒で、アルコールを一切添加しない
- タイプ
- 純米大吟醸
- 原材料
- 米、米麹
- 原料米
- <奈良県産>秋津穂100%
- 精米歩合
- 22%
- アルコール分
- 14度
- 日本酒度
- -
- 酵母
- 7号系
- 酸度
- -
- アミノ酸度
- -
【蔵元紹介】
油長酒造株式会社
奈良県御所市中本町
創業1719年。それまで営んできた製油業から酒造業へ転じる際、酒の命とも言える良質の水を求め、現在の地に蔵を築きました。
地下100mの深井戸から汲み上げる水は、葛城山や金剛山に降った雪や雨が長い時間をかけて地層にしみ込み、地層をくぐり抜ける間に、鉄やマンガン、有機物など酒造りに大敵の成分が取り除かれます。
代表銘柄は「風の森」、「鷹長」。
「風の森」
1998年に発売開始。生産量は現在約200石。2001年から、純米酒・純米吟醸・純米大吟醸の純米系のみの仕込みになりました。
地の水と、地の米と、地の風土にこだわった、オンリーワンの酒造り。
原料米には山田錦、雄町、露葉風、キヌヒカリ、アキツホを使用し、地元産のアキツホに最も重点を置いています。
笊籠採り(イカキどり)...
無濾過生原酒に頑ななまでにこだわり、常温でも生ヒネしない酒質にするために、12代目蔵元・山本氏が考案した独自の搾り方。モロミの中に、笊籬状(いかきじょう)のスクリーンを沈めて、モロミと清酒を分離する画期的な技法で、搾る際に酒が空気に晒されるのを防ぎます。
これは、長時間空気に晒される吊るし取りを凌ぐと考え、蔵元は所蔵していた全ての斗瓶を廃棄しました。