160周年記念酒　天地人　- あめつちひと -

【蔵元コメント】
「地 -つち-」 は、穏やかな中に奥行きある味わいを持つお酒。
地とは、地上を覆って高く広がる無限の空間を指し創造を意味します。

穏やかで控えめな香り。滑らかな口当たりからほのかな甘みと旨みが広がり、ビターなフィニッシュが余韻へと続く。軽やかな口当たりから隠れていた様々な味わいがジェットコースターのように駆け抜けて行く表現力豊かな酒。

■天（あめ）2017BYはこちら
■地（つち）2018BYはこちら
■人（ひと）2020BYはこちら


【160周年記念酒】
藤井酒造は創業160周年を迎えるにあたり、特別な3種類のお酒をリリースします。

これらの記念酒は熟成を念頭に仕込み、温度管理された貯蔵庫でじっくりと熟成させているお酒の中から、藤井酒造の独自の特色や個性が最も際立つビンテージを厳選しました。
日本酒は時間の経過と共に変化し多様な表情を見せる無限の可能性を秘めています。

「天」「地」「人」三種類のお酒は、藤井酒造で30年間杜氏を努め、今季から次世代へバトンを渡した藤井雅夫前杜氏の集大成とも言えるお酒で、最も前杜氏が思い入れの強かった雄町を採用しています。

デザインは戦乱のなか世の中から姿を消していた創業銘柄「龍勢」を昭和後期に復活させ、支え、昇華させてきた五代目蔵元 藤井善文と双子の弟 藤井雅夫と藤井達夫を龍になぞらえ、天・地・人を並べると三柱の龍が絡み合うよう一つの絵になるデザインとしました。

3種類のお酒を通じて、自然の力、人の技、そして時が奏でる唯一無二の表現力を感じていただけると幸いです。
藤井酒造はこれからも引き継いできた伝統と未来への展望、そして時間を融合させた新たな日本酒の価値を創り出すことを目指していきます。

龍の酒『龍勢』
古くより海、川、山、炎、風、雲など、自然の姿や力を龍になぞらえ崇められてきました。
龍勢は「龍」は自然を、「勢」は酒を意味し、龍の酒として親しまれています。
１６０周年記念酒のラベルには、三柱の龍をあしらったデザインを採用しました。

竹原で醸す、竹原の酒
１６０周年記念三種のお酒はすべて、古来から続く酵母無添加の生酛仕込で醸されたお酒です。
米、米麹、そして水以外の素材は使用せず、蔵内に共存する微生物たちの恩恵によって生まれました。
年ごとに少しずつ表情を変えるその姿は、竹原の自然を映し出す鏡のような存在です。

力強く。そしてエレガントに
自然の微生物が生み出すお酒は、龍勢の名のとおり圧倒的な力強さを持つお酒となります。
独自の方法で熟成させることで新酒では決して表現できない円熟したエレガントさを手に入れます。
穏やかな存在感ある香りに、完熟した果実のような風合い。
自然と時間が奏でる独創的な味わいをお楽しみください。