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素材を慈しむこころ 無垢ゆえに上質 ...風の森
風の森独自の「笊籬採り」という手法を使ったシリーズ。
できる限り無加圧で搾り、かつ空気に触れることによる酸化を防ぐことを考えた手法です。
■笊籬採り(いかきとり)とは
風の森を造る油長酒造が、7年の歳月をかけて独自に研究開発を重ねた、全く新しい上層方法です。
■技法
もろみ中に笊籬状のスクリーンを沈め、もろみから清酒を分離する技法。袋吊りの欠点を補う画期的な方法です。
■利点
今までの袋吊りでは、袋より長時間にわたり滲み出した清酒が空気に触れ酸化し、同時に香気成分も揮散してしまいました。さらに採れた清酒中の溶存酸素濃度も高くなる傾向にありました。
しかし、当蔵独自のこの新しい技法によって、無加圧に近い状態で浸透してきた清酒を、周囲の空気に触れることなく取ることが、可能になりました。
大切に育て上げたもろみの風味そのままに、香気成分を揮散させず、酸化させることなく、うまみを壊すこともなくなりました。
風の森〈807シリーズ〉
お米をあまり磨かず大地のエネルギーを発酵に活かし、豊かな複雑味を最大化したシリーズ。
奈良県の酒造好適米“露葉風”をその心白の大きさは山田錦をしのぐほど。その独特な酸味と渋みとふくよかな甘み旨味のバランスが絶妙。
80%精米にすることで、極味とボディを前面に押し出しそれらをまとめるキリっとした酸が口中に心地よくはじける「風の森」
立ち香は控えめ。口に含むと果実の上品な香りと、ぴんと張りつめた様な旨味がぱっと広がります。
「風の森」の酒名は同市内にある風の森峠から付けられました。
峠付近は、日本で一番早く稲作が行われた地域だといわれ、金剛山麓から強く吹き抜ける風を避け五穀豊穣を祈願して、風の神である志那都彦神(しなつひこのかみ)を祭神とする「風の森神社」が近くの森に祀られています。
『風の森』の定義
*全量、濾過器やフィルターを通さず無濾過である
*通年、一切火入れをせず、また一切割り水をしない、生原酒である
*全量純米酒で、アルコールを一切添加しない
※お一人様に付き2本までのご注文とさせて頂きます。
■油長酒造の商品はこちら
- タイプ
- 純米
- 原材料
- 米、米麹
- 原料米
- <奈良県産>露葉風
- 精米歩合
- 80%
- アルコール分
- 16度
- 日本酒度
- -
- 酵母
- -
- 酸度
- -
- アミノ酸度
- -
【蔵元紹介】
油長酒造株式会社
奈良県御所市中本町
創業1719年。それまで営んできた製油業から酒造業へ転じる際、酒の命とも言える良質の水を求め、現在の地に蔵を築きました。
地下100mの深井戸から汲み上げる水は、葛城山や金剛山に降った雪や雨が長い時間をかけて地層にしみ込み、地層をくぐり抜ける間に、鉄やマンガン、有機物など酒造りに大敵の成分が取り除かれます。
代表銘柄は「風の森」、「鷹長」。
「風の森」
1998年に発売開始。生産量は現在約200石。2001年から、純米酒・純米吟醸・純米大吟醸の純米系のみの仕込みになりました。
地の水と、地の米と、地の風土にこだわった、オンリーワンの酒造り。
原料米には山田錦、雄町、露葉風、キヌヒカリ、アキツホを使用し、地元産のアキツホに最も重点を置いています。
笊籠採り(イカキどり)...
無濾過生原酒に頑ななまでにこだわり、常温でも生ヒネしない酒質にするために、12代目蔵元・山本氏が考案した独自の搾り方。モロミの中に、笊籬状(いかきじょう)のスクリーンを沈めて、モロミと清酒を分離する画期的な技法で、搾る際に酒が空気に晒されるのを防ぎます。
これは、長時間空気に晒される吊るし取りを凌ぐと考え、蔵元は所蔵していた全ての斗瓶を廃棄しました。