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※同業者の方や転売目的のご購入と思われるご注文はお受けできません。
風の森列車運行決定!
【蔵元コメント】
風の森ファンの集うイベントとして、日本清酒発祥の地奈良を走る風の森列車の運行が決定。
地元御所市の秋津穂米の圃場を訪ね油長酒造のいまをご紹介。
奈良盆地を縦走する列車のなかでは限定酒を含む風の森と車窓から奈良の風景をお楽しみ下さい。
イベントの詳細、ご予約方法は瓶の裏面のQRコードより御覧ください。
※2024年2月10日10時予約受付開始。ツアー定員70名
このお酒は、前回リリースした、風の森 試験醸造酒の第2弾 でもあります。
秋津穂 精米歩合 91%。
どうしても出やすい穀物感的な要素を減らし、より一層複雑みと 透明感を併せ持つ風の森を目指しています。
前回リリースの試験醸造酒よりも一層研ぎ澄まされた低 精白の世界をご堪能くださいませ。
風の森では現在、美しい里山環境の中で育て上げられたお米の個性を最大限に表現したい。
もっともっとお酒にお米の力を宿したい、大地の力を表現したい、このような思いで今だからこそできる酒づくりに邁進しています。
その一つの方法が、今までよりも一層磨かない精米歩合で大地のエネルギーの力を存分に生かし、お酒造りをするということなのです。
稲は大地のエネルギー (でんぷんタンパク質ミネラル脂質)を蓄えそれを米粒の中に閉じ込めていま す。
しかし米を削り、精米歩合の数字が低くなるにつれ、お米が持つ、でんぷんを除く大地のエネル ギーは急速に減少します。
昭和以降の吟醸酒という酒造りにおいて、お米を削るという工程が、スム ースで滑らかな品質と引き換えに、原料由来の個性を表現しにくい酒造りにしてきたとも考えられます。
それならば食べるお米と同等の精米歩合90%で環境負荷も少ない原料を用いることを前提に、今だからこそできる酒造りの力で魅力的なお酒を造りたい。このように強く思うようになりました。
90%精米のお酒は今後の油長酒造の展開に向けてなくてはならないお酒です。引き続きの試験醸造 を続けて参りますので、どうぞよろしくお願いします。
ごく少数量の生産になりますが、イベントの告知をするとともに、新しい取り組みの風の森を味わっていただけるお酒です。
ご興味を持たれたらご注文いただけますと幸いです。
「風の森」の酒名は同市内にある風の森峠から付けられました。
峠付近は、日本で一番早く稲作が行われた地域だといわれ、金剛山麓から強く吹き抜ける風を避け五穀豊穣を祈願して、風の神である志那都彦神(しなつひこのかみ)を祭神とする「風の森神社」が近くの森に祀られています。
『風の森』の定義
*全量、濾過器やフィルターを通さず無濾過である
*通年、一切火入れをせず、また一切割り水をしない、生原酒である
*全量純米酒で、アルコールを一切添加しない
※お一人様に付き2本までのご注文とさせて頂きます。
- タイプ
- 純米
- 原材料
- 米(国産)、米麹(国産米)
- 原料米
- 非公開
- 精米歩合
- 91%
- アルコール分
- 14度
- 日本酒度
- -
- 酵母
- -
- 酸度
- -
- アミノ酸度
- -
【蔵元紹介】
油長酒造株式会社
奈良県御所市中本町
創業1719年。それまで営んできた製油業から酒造業へ転じる際、酒の命とも言える良質の水を求め、現在の地に蔵を築きました。
地下100mの深井戸から汲み上げる水は、葛城山や金剛山に降った雪や雨が長い時間をかけて地層にしみ込み、地層をくぐり抜ける間に、鉄やマンガン、有機物など酒造りに大敵の成分が取り除かれます。
代表銘柄は「風の森」、「鷹長」。
「風の森」
1998年に発売開始。生産量は現在約200石。2001年から、純米酒・純米吟醸・純米大吟醸の純米系のみの仕込みになりました。
地の水と、地の米と、地の風土にこだわった、オンリーワンの酒造り。
原料米には山田錦、雄町、露葉風、キヌヒカリ、アキツホを使用し、地元産のアキツホに最も重点を置いています。
笊籠採り(イカキどり)...
無濾過生原酒に頑ななまでにこだわり、常温でも生ヒネしない酒質にするために、12代目蔵元・山本氏が考案した独自の搾り方。モロミの中に、笊籬状(いかきじょう)のスクリーンを沈めて、モロミと清酒を分離する画期的な技法で、搾る際に酒が空気に晒されるのを防ぎます。
これは、長時間空気に晒される吊るし取りを凌ぐと考え、蔵元は所蔵していた全ての斗瓶を廃棄しました。