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和食全般などさまざまな料理に合うワイン
【ワイナリーコメント】
このワインは、福井原産の契約栽培の 2023年産シャルドネと、自社栽培のドイツ系品種(リースリング、ケルナー、ゲヴュルツトラミナール、ソーヴィニヨン・ブランほか)を一緒に醸し 500lの大樽(タランソー)で熟成したものに、自社のピノ・ノワールやピノ・グリのブラッシュワインのキュヴェを少量、瓶詰前に合わせたワインです。
2023年は、記録的酷暑および例年より雨の少ない秋を迎えたため、糖度および熟度が高い反面、白品種は酸抜けの心配のある年でした。
そのため、契約栽培葡萄は早づみと遅づみの2回に分けて収穫、自社のドイツ系品種は通常より1~2 週間早く収穫をしました。
それでも、天候の影響もありほとんどの果実は糖度20%を超え、結果として酸を確保したメリハリのあるヴィンテージとなりました。
これらの収穫したブドウを除梗破砕し、軽くマセラシオンしたのち、ステンレスタンクで自然発酵を開始(一部の契約栽培の遅摘みぶどうはホールバンチでプレス)。
その後大樽へ移し発酵を継続し約8カ月間熟成しています。
瓶詰から間もないため酸化的ニュアンスもありますが、数力月の瓶内熟成を経てレモン、和の柑橘(はっさく)やグレープフルーツなどの若い酸に、かりん、白桃、しょうが、レモングラスやミネラルなどの香りが出てきます。
また、ブラッシュワイン(赤品種)を使用していることもあり、抜栓後、徐々に赤い果実(カシス、ネクタリンやすももなど)のニュアンスも感じて頂けると思います(さらに瓶内熟成を経ると変化は少なく、これらの赤品種は骨格の要素になると予想しています)。
熟成を経て、和食全般などさまざまな料理に合わせて頂けると考えています。
仕上がりや流通を考慮し、瓶詰時に亜硫酸を15ppm 使用しております。
- タイプ
- 白
- 品種
- <高山村福井原産>シャルドネ、リースリング、ケルナー、ゲヴェルツトラミネール、ソーヴィニヨン·ブラン他
- アルコール分
- 11.5%
【ワイナリー紹介】
ドメーヌ長谷(ドメーヌハセ)
長野県上高井郡高山村牧福井原
ドメーヌ長谷(合同会社Hikaru Farm)は、2017年設立の小さなワイナリーです。
長野県北部にある高山村の福井原地区の、北信五岳が見渡せる標高800mの素晴らしい風景の中に、約6haのぶどう畑他とワイナリーを構えています。「ドメーヌ」という名のとおり、自家栽培自家醸造を中心としたワインづくりを目指しています。
ドメーヌ長谷の目指すワインは、「心に響くワイン」で、そのためにあらゆることを実践。栽培では、なるべく混植をし(品種違いまたは異なるクローンを多数同じ畑に植栽する)、環境に負荷をかけない取り組みをし、野生酵母による自然なワインづくりを実践していますが、これらも理想のワインを実現するためです。
「美味しいワインは風景から」ということを常々考えており、この福井原という素晴らしい風景(微生物も含めた全体環境)に負荷をかけず、ぶどうが共生していくこと、そしてこの環境から産まれたといえるぶどうでワインをつくることが、この土地の素晴らしい力を反映させ、風景と同じように心に響くワインになると信じています。この土地風景の力を信じ、永続可能な農業としてのワインづくりを目指すワイナリーです。
ドメーヌ長谷 ワイナリー紹介文より