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「モンガク谷」のフラッグシップワイン!ピノノワール主体の辛口白
恵み豊かな北海道余市町で、葡萄の栽培からワインの醸造までをご家族で一貫して行うファミリーワイナリー「モンガク谷ワイナリー」
モンガク谷さんと言えばフィールドブレンド
(ひとつの畑で採れた数種類の葡萄を混醸して誕生するワイン)
【ワイナリーコメント】
■フィールドブレンド・シリーズ
「モンガク谷」のフラッグシップワイン。ピノノワール主体のアイテム、「杤(とち)」。
ラベル原画として採用された、絵本「モチモチの木」に出てくるシンボルツリーがこの杤の木で、別名「七葉樹(しちようじゅ)」。
7品種から織りなされる繊細さと複雑さ、そしてその可能性に向かい合って頂けたら幸いです。セパージュ:ピノノワール70%、シャルドネ12%、ピノグリ9%、ソーヴィニヨンブラン4%、ピノタージュ他5%、アルコール分13.0%、MLF有、内容量750㎖、生産本数5,465本(ロウ色:青系)
■テイスティングコメント
色は透明感のある赤みを帯びた淡い黄金色。
香りは繊細な芳香の中にアプリコット、シトラス、ハチミツ、洋ナシのコンポート、ナッツ、ハーブ、樹木、スモーキー等。味わいは心地よい苦みの中にスパイシーさと塩味と酸、出汁のような旨味、香ばしさ、黒ぶどう由来の淡い渋み、繊細ながら非常に複雑。長い余韻、辛口、ミディアムボディー。
大きめのワイングラスでやや高めの温度帯。抜栓後の不安定さと変化の激しさあるも、料理との相性に高い期待。今後少しの亜硫酸添加必要か。少なくとも1~2年ほどの熟成、可能であれば3~5年くらいの熟成を期待。(1月試飲時点)。
■2022シーズン所感
2022は、遅めの雪融けと試験的な春剪定の取組み等が重なり、例年にない多忙な春のスタートとなりました。その後、雪融けが遅かったわりには開花がやや早め、また秋口に向けた糖度の上昇が緩やかだったことから、品種によるバラつきが大きかったものの、収穫時期はほぼ例年並み、ブドウの質量ともに良好なシーズンとして幕を閉じました。
今期も継続的に低温発酵仕込をテーマとして据えました。2021より3週間遅い12月8日に床暖房を微弱でスタート。空調における「投入エネルギー資源を最小限」にすることで、環境への負荷を低減すると同時に、地下蔵でのより自然な温度帯から生まれる、「この土地ならではのワイン造り」を目指します。
■シリーズ共通
2022の3アイテムはアルコール分が13%前後と2021にやや近いイメージ。
造りにおいては、2021に比べわずかに低温管理、穏やかな発酵を意識、ステンレスタンクのみでの熟成。気候変動等の影響あり、年々諸事難易度が高まる中、年毎の品種特徴等を踏まえた全体最適と調和を模索、主体品種の割合等に固執することなく柔軟に対応、苦味、複雑さ、バランスのとれた辛口白ワインに仕上がりました。
可能な限りの亜硫酸添加量の低減に向けた自家取組を続けて参りましたが、2022は全アイテム無添加(サンスフル)、(参考:2018/40→2019/30→2020/20→2021/10→2022/0 ppm)。
亜硫酸低減の効果か、以前に比べれば早めに開いてくる印象がある一方で、熟成潜在力が不明(5年程度か)、纏まりと深みを引き出すためにも、最低でも1年、出来れば2~3年ほど熟成させると大きく変化して来ると期待します。どのように熟成変化するのか今後見守って頂ければ幸いです。
【ワイナリー紹介】
モンガク谷ワイナリーは、2018年に始まった北海道余市町登地区にある「フィールドブレンド」に特化したワイナリーです。ワイナリー建屋は、札幌軟石の外壁で囲まれた「半地下の石蔵造り」。2018より順次アイテムを増やし、フィールドブレンド・シリーズ「モンガク谷」を展開しております。
皆様に北海道・余市におけるフィールドブレンドの可能性と奥深さを感じて頂けたら幸いです。
【フィールドブレンド・シリーズ「モンガク谷」】
フィールドブレンド・シリーズ「モンガク谷」は、余市のテロワールが生み出す、綺麗で広がりのある酸を基調としつつ、繊細ながらも、黒ブドウによってもたらされる軽妙なタンニンが程よい骨格と立体感を演出する特有の辛口・混醸ワイン。フードフレンドリーであることが最大の特徴のひとつ。
フィールドブレンドならではの複雑かつ一体感のあるアロマは、多様な食材や、出汁、ハーブ、スパイス等を巧みに使い、繊細ながらも、複雑で、重層的な風味を生み出す料理と好相性。やや大きめのグラスでゆっくり温度を上げながら、その変化を楽しみ、繊細な香りと味わいを存分に引き出して頂けたら幸いです。
- タイプ
- 赤
- 品種
- セパージュ:ピノノワール70%、シャルドネ12%、ピノグリ9%、ソーヴィニヨンブラン4%、ピノタージュ他5%
- 産地
- 北海道・余市
- アルコール分
- 13%