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広島を代表する酒米「八反錦」で醸した、素朴で奥深い味わいの純米吟醸酒
【蔵元コメント】
当蔵は独自の酵母と極秘伝承の技術を駆使して昭和23年から25年までの3年間、皇室新年御用酒の栄を賜ることが出来ました。
そして、その時以来伝承されてきた独自の製法で造った特別なお酒に「まぼろし」という名を冠せております。
純米吟醸まぼろしは食中酒をコンセプトに、9号系酵母を使用し広島県産の酒造好適米「八反錦」で醸しています。爽快な吟醸香を上品に表現し、すっきりとした口当たりながら熟成により味に幅を持たせ八反錦の特徴を十分に引き出しています。甘味・旨味・酸味、また、ほのかな苦みのバランスが後切れの良い爽やかな飲み心地を生み出しています。
- タイプ
- 純米吟醸
- 原材料
- 米、米麹
- 原料米
- 八反錦(広島県産)
- 精米歩合
- 55%
- アルコール分
- 15.5度
- 日本酒度
- +3
- 酵母
- 1.4
- 酸度
- -
- アミノ酸度
- -
【蔵元紹介】
中尾醸造株式会社
広島県竹原市
安芸の小京都とも呼ばれる竹原市は、瀬戸内海に面した風光に恵まれたところです。
そのような環境から、江戸時代には製塩業が盛んで、全国各地に送られており、塩が届くと「竹原が来た」といわれる程に有名でした。
そして、その当時の浜旦那と呼ばれた塩田の主人や塩の商人、そして文化人達が住んだ町並みが今でも当時のまま残っています。
また竹原市は別名「安芸の小灘」ともいわれ、早くから酒造りが盛んな地でありました。
現在、3軒の造り酒屋が日本酒を造っていますが、江戸時代(1657年)には、15軒、最盛期の大正時代には30軒も有ったという記録が残っています。
そんな中、当蔵は明治4年に創業し、初代店主の、「瀬戸内の海の幸と共においしく飲める、広島ならではのうまい酒を造りたい」という意志を引き継ぎ、清らかで柔らかな水と、地元で収穫される良質な米を使った日本酒造りを信条としております。