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まるで、純米吟醸酒のような白ワイン
【ワイナリーコメント】
商品名とおり本ワインpH値が高い、酸が穏やかな巨峰100%白ワインです。
一般的に、pH値が4.0を超えるワインほとんどありません。
4.0を上回ると、瓶内で微生物による劣化リスクが高まるかりでなく、「酸」が少ないため味わいにキレがない、と評価されやすいからです。
白ワイン用ブドウ酸度高いものがほとんどですが、暑い夏にブドウ収穫期を迎える九州で、一般的に熟した巨峰は糖度だけ高く、「酸が低い」「酸が抜けている」と表現されることがあります。
しかしとてもおいしく食べられるので、ワインにしてもおいしいのではないか、熟した巨峰で白ワインを造ってみようと思いつきました。
食用ブドウを使用するとき、ヴィニフェラ系ブドウと比べてより糖と酸度の関係性を重視することがあり、多くワイナリーで熟しきっていない「青い」ブドウを使うことによって酸度を補うことがあります。
しかし、適熟していないブドウからは口当たりがフラットで青臭さあるワインが出来てしまいます。
本ワイン、除梗して一晩スキンコンタクト後に搾った果汁を発酵させたワインと、ダイレクトプレスで搾った果汁だけを発酵させたワインをブレンドしています。
醸造にあたり、酸度が低くてもきれいでおいしい白ワインを造るために参考にしたが、ワインメーカー阪本がかつて日本酒製造にかかわっていた経験です。
発酵時は吟醸造りからアイデアを得て、香りが華やかになるようにステンレスタンクでゆっくりと低温(約12度)で発酵させました。
本ワインpH値4.3一般的な日本酒pH値と似ており、余韻もどこか純米酒に似通ったところがあります。
シャープな酸度こそありませんが、熟した巨峰の優雅さを持つ「純米吟醸酒」を彷彿とさせるワインに仕上がりました。
SHINDOWINEで夏に最適なワインを目指しておりますが、このワイン日本酒ように一年中飲んで楽しめる一本となっております。
九州ワインの極めてまれな一例としてお楽しみいただけると幸甚です。
暑い九州でとれる巨峰だからこそ実現できた味わい、九州でしか表現できないワインになっていると信じております。
・野生酵母使用。
・無濾過、無清澄・補糖、補酸も一切行っておりません。
・瓶詰時に極少量亜硫酸を使用しております。
ラベルデザインについて
本ラベルは鹿児島県在住メキシコ人デザイナー、パブロ・ピネダ氏にお願いしました。
上記通り、本ワインは今までにない新しいタイプのワインに仕上がっております。
いろいろな価値観・考えかたが尊重されるNYで長年デザイナーとして活動されていたパブロさんにこラベルを書いてもらうのがぴったりだと考えました。
実験室で使うpH試験紙のイメージでもある色グラデーションを駆使して、ブドウが発芽から成長していき、本ワインに使用したような完熟ブドウとなるまでの様子を表現しています。
- タイプ
- 白
- 品種
- 巨峰100%(福岡県うきは市産)
- 産地
- 福岡県
- アルコール分
- 11%