凛とした酸に繊細な泡、エレガントなドメーヌユイらしいワイン

【ワイナリーコメント】
ドメーヌユイ第４区画、キャンベルで作ったスパークリングです。
例年ブランドノワールの名前でリリースをしているワインですが、今年はキャンベルの熟度が良く、例年と同じ絞り方でも色素が強めに出たため、ロゼの名前で商品化しました。

シャンパーニュプログラムを用いて、５時間かけて低圧からじっくり絞っているため、果皮や種からの嫌な成分が出ず、ラブルスカ香の少ない上品なワインに仕上がっています。
香りの要素としてはアセロラ、ピンクグレープフルーツ、凍頂烏龍茶など。
凛とした酸に繊細な泡、オリも少なめでエレガントなドメーヌユイらしいワインです。
食中酒として洋食とでも和食とでも寄り添ってくれる守備範囲の広さが持ち味で、夏に限らず冬に温かいお料理と合わせて飲んでも美味しいと思います。

本来３月リリースのつもりで準備をしていましたが、春にはまだ泡が出なかったため、ワイナリーで６ヶ月の泡待ち&瓶熟成をしました。
熟成香がほんのり乗って説得力が増し、じっくり待ってよかったという出来映えです。
これまでは基本的に無施肥で栽培してきましたが、肥料喰いのキャンベルはしっかり施肥をしないと色も乗らないし、熟度も上がらない、何より量が年々先細りになっていくよ、と先輩農家さんからのアドバイスがあり、2022vtの春先から鶏糞をしっかり撒くようにしました。
今回のワインにもしっかり結果が出ていると思います。
せっかく撒くなら自家製の鶏糞堆肥を撒きたいという思いで、今年の春から孵卵器でヒヨコを少しずつ孵化させています。
現在アローカナ１３羽、ボリスブラウン９羽の合わせて２２羽。
堆肥だけでなく、チキントラクターでの除草、耕起でも大活躍中です。